開示請求ノウハウ共有をテーマにしたクラウドファンディングの開始と規約違反による打ち切り
開始予告
2026年1月22日、自身の出演したYouTube番組の配信開始を受けてTikTok配信を実施。※以下、発言のリンクから配信の切り抜きを閲覧可能
その中でクラウドファンディングを実施する旨を次のように宣言した: 「クラファンの目的としてはえっと一応ご支援いただいたお金は開示請求に使わせていただくんですけれども、開示請求のお金集めますっていうクラファンのつもりでは一応なくって、このまま泣き寝入りもできるんですよ。で、じゃあなんで泣き寝入りしないかって言うと、私が開示しましたよ、あの人はきっちりやりましたよっていう背中を見せることで、今後じゃあ同じ目に遭う人が自分もやってみようって思うかもしれないし、で、その時に例えば弁護士さんの探し方であったりとか、じゃあ開示請求の仕方・証拠集めのやり方とかの参考に鹿乃さん参考にしようみたいになってくれたら、今までだったら泣き寝入りしてた人も頑張ってみようって思うかもしれないので、そういう方向のクラウドファンディングをやってみようと思ってます」
また、続けて「番組の内容を見るに4月からずっと誹謗中傷されてるってことですよね。今まで開示したことはないのですか?」との質問を受けて、開示請求をしていることを認めつつ、「泣き寝入りするのは違う」「炎上前はデザイナーとしての仕事があったが手をつけられなくなり断った」旨などについて、以下のように述べた。
- 「はい。これ初めて言うんですけどしてます。はい。開示はしてます。クラファン開始した時に初めて明言しようと思ってたんですけど、開示はしてます。ただしとてつもなくお金がかかって貯金はありません。全部使っちゃいました。で、4月からなので1年くらい経ちますけど、まだ1円も入ってきてませんので、ただただ貯金がなくなりました。だし、このまま待ってたとしても、貯金を上回って賠償金とかが返ってくる保証が全然ありません。むしろ帰ってこない可能性が高いです。でも、泣き寝入りしてやりたい放題させるのは絶対違うなと思ったし、多分2025年一番燃えた女だと思うけど泣き寝入りして放置してたら示しがつかないじゃないけど、他の人にも「あ、いいや」みたいな、「我慢しよう」みたいに思わせる理由になるかなと思ってて。で、その番組のインタビューの中でも話したけど、やっぱ自分を見て、私を見て「自分も生活の中で頑張ろう」みたいな話を、(中略)自分の生活の中でも勇気を持って言えるとか、好きなものをちゃんと発信できるとかいう風になってくし、そういう意味での手本になりたいので、その点でちょっと自分が開示請求しないというのはあんまね、お金はそんなないんですけど。4月までは割と仕事ちゃんと持ってたんですよ。デザイナーとして、フリーランスとして。でもさすがにちょっと全く手がつけられない日があまりに多くなって、案件をこう他の人にお願いしてもらって、もうフリーの状態にしてって感じなので。なのでもちろん収入はなくなっちゃいましたし、あの東京ゲームショウの件もね、お金を、多少というか、きちんといただける予定だったのもまだいただけてない状態なので、ちょっと、はい。自分のできる範囲ではやってるかはどこの媒体に対してとかって言っちゃうとあの対策されると困るので教えないけど、ちゃんとお手紙届いてる人には届いてると思います。」
- ※東京ゲームショウの件: 当該項目を参照のこと
クラウドファンディング開始
翌日1月23日20時ごろ、Xにてクラウドファンディング開始を宣言。「いつ誰が炎上してもおかしくない時代。だからこそ、発信するすべての人に知識と強さが求められる時代になっているのを、約1年にわたって続く嫌がらせ、誹謗中傷、業務妨害の中で感じました。だからこそ、クラファンを始めます。「もう誰も誹謗中傷で泣き寝入りしない」 そういう社会を作る第一歩に、協力してください。今まで「怖くて表ではいえないけど」と、DMやリアルで励ましてくれたみなさん。1000円から参加できます。ぜひ、力を貸してくれませんか。拡散だけでも、十分嬉しいです。 必ず形にします。あなたの推しを、大切な人を、大切な活動を、いつか守れるように。一緒にこんな社会ひっくり返しませんか。長いですが、本文まで読んでくれたら嬉しいです。 🔗for-good.net/project/1002928」[1.1]と述べた。
クラウドファンディングページ[1.2] では、「このままではクリエイターが潰れてしまう!誰もが誹謗中傷に立ち向かえる世の中へ。」と題し寄付を募っていた。以下、ページより抜粋する(太字は筆者による)。
- 「4月にコスプレで大阪万博に行って以降、執拗な嫌がらせを受け続けています。」
- 「私は、漫画やアニメが好きです。映画も好きです。もちろん、コスプレも。でももしそういう作品を作るクリエイターやその卵が、炎上被害にあったら。発信を自粛するかもしれない。筆を折るかもしれない。命を絶ってしまうかもしれない。そうしたら、私たちが出会えたはずの「神作品」が生まれなくなってしまいます。 そして一人のオタクとして考えました。「全てのクリエイターを誹謗中傷から守るために、私に何ができるだろう」私一人にできることはとても少ないです。でも、開示請求の過程を公開してノウハウ共有をすれば、一人一人が誹謗中傷に立ち向かう力を持てるかもしれない。そういう思いで、このプロジェクトを立ち上げました。」
- ※なお、2025年7月26日には「コスプレするときは原作の世界観を守りキャラを背負う気持ちで行動に責任を持ち、許可された場所以外ではしないのが最低条件だ」というポストに対し、「みなさんが「マナー」「ルール」と呼ぶものは、非オタクの一般人個の私からすれば、個人の気持ちの範囲を出ませんでした。」 と発言していた(該当項目)
- 「 「火のないところには、ガソリンを撒いて放火する」コスプレ界隈ではずっとこれが横行していました。「貶めるところがなければ嘘をばら撒け」と。 私がこうなる前に、その被害にあった方を何人も見てきました。しかし界隈外にもそういう方が一定数いらっしゃることが、この1年でよくわかりました。」
- 「私は、現状の炎上対策のセオリーである「自粛」を一切しませんでした。理由は ①自分のアカウントを実験台として、自粛以外の方法を模索したかった ②誤情報の拡散を防ぎたかった ③私が戦うことで、同じ目に遭った方を勇気づけたかった の3点です。「私の平穏を取り戻すこと」だけが目的なら、セオリー通り自粛をすればよかったかもしれません。なんなら、アカウントを消してしまえばいいのです。でも私は、自分を実験台として「全てのクリエイターの平穏を取り戻す方法を模索すること」を選びました。」
- 「開示対象となる可能性のある投稿は数千件あります。「開示完了」という目処はなく、 回収できた賠償金を元にさらなる開示を行い続ける予定です。」
- 「全ての支援金は、開示請求・裁判の費用にあてさせていただきます。いただいた支援金は、専用口座に振り込まれるように設定し、生活費などと完全に別にしてあります。開示請求や裁判費用、弁護士費用以外には一切使用いたしません。」
- 「このサイトを見てわかる通り、かかるお金に対して返ってくる金額がかなり低くなるケースが多いのが現状です。 私の貯金でできる分の開示請求はすでに行っていますが、賠償金での回収見込みもないため、これ以上自費では難しい状態です。 またログの保存期間も決まっており、一定期間を過ぎると訴訟ができなくなってしまいます。お力を借りなければこれしきのことも自分でできないのは不甲斐なく思う一方、「誹謗中傷をしたら罰則を受ける」があたり前の社会に近づけるためには、お力を借りてでもやらねばならないと感じています。みなさんの力を貸してください。」
- 「開示対象が数千件あることから、「⚪︎件やったら開示完了」という目処を立てることが難しいです。また裁判の進行の都合上、途中報告が難しいです。そのため、 確定でのご報告は以下の2回とさせてください。・クラファン終了から1年が経過した「2027年4月1日」・ご支援いただいた資金を全額使い切ったタイミング その他、もし途中でご報告できそうなことがあれば追記いたしますが、進捗などについてはご質問いただいてもお答えできませんので、ご了承ください。」
- 「このクラウドファンディングの内容についての問い合わせは「shikanotsuno.info@gmail.com」までお願いいたします。For Good運営事務局が回答できるのは ・入金方法・システムの不具合 など、サイトに関することのみです。審査基準やクラファンの内容そのものへの問い合わせには一切お答えできませんので、ご了承ください。 」
ちなみに、リターンは以下の内容となっていた(リターン一覧ページより)。
- 5,000円: ボールペン
- 8,000円: トートバッグ
- 10,000円: ボールペン+トートバッグ
- 1,000円: お礼メッセージ
- 3,000円: 直筆メッセージ画像(複製)
- 5,000円: お礼メッセージ動画(複製)
- 10,000円: お礼メッセージ動画
- 30,000円: お礼メッセージ動画
- 50,000円: 「あなただけに向けた、エルフからのメッセージ動画」
- 100,000円: ボールペン+トートバッグ+お手紙+チェキ
また、翌24日にかけ、以下のように発言した。
- 「こちらのクラファンは、プラットフォームの規約に則って審査した上で掲載されています。審査基準などについて、プラットフォーム側では一切回答できません。問い合わせても抗議しても対応できません。プラットフォームへの問い合わせは、ご遠慮ください。」[1.3]
- 「曲解やデマには当然謝罪はしていません。そのような曲解をする人たちには、弁明をしても無駄だということがよくわかったので、説明ももうしていません。本当にそんなに酷いことをしていたら、クラファンは成功しないでしょうから、その時に存分に笑ってやってください。[1.4]
- 同じクラウドファンディングプラットフォーム内で寄付を募っていた、全く無関係なプロジェクトを引用しつつ「私を支援したくないアンチの皆さん、ぜひ他の方のクラファンを支援してください☺️」[1.5]
- 「存在する事実は「審査を通って掲載されている」ということだけです。外野が何を言っても、それだけです。」[1.6]
アクセス集中と「開示請求に使うということではなくて」発言による混乱
クラウドファンディングページ公開直後からアクセスが集中したためか公開後数時間はページが閲覧できない状況が続き、公開翌日の24日には当該ページにアクセスすると403 Forbiddenページが表示されるようになっていた。つまり、サイト側が意図的に当該ページへのアクセスを拒否していたことになる。
なお、サイトの作りとしてプロジェクトの説明ページとプラン選択・支払いページが分かれており、プラン選択・支払いページは後述するプロジェクト打ち切りまで(プロジェクト自体の説明ページは閲覧できないにもかかわらず)寄付が可能な状態であった。
また、ページ公開直後に寄付したユーザーAM氏が、支援した後に鹿乃つの氏や直近のTikTok配信で語った内容について詳しく知ったことで不信感を抱き、返金について 鹿乃つの氏にDMで問い合わせたところブロックされた と述べるなど、混乱が生じた。 以下はAM氏の発言。
- 1月24日「鹿乃つの氏はクラファンで支援しても返金対応や問い合わせに返答しないでブロックした証拠を残します 私はクラファン詐欺に関わってしまったようです 元々、目的外の資金利用を話していたという証拠も見て、保存済です」[2.1]
- 1月24日「ありがとうございます🥲軽率でした、過去にリプライで話したことがあって、応援の気持ちだったのですが他の目的とか、規約違反とか、そもそもこのプラットフォームが変な気もします。それも含めて相談してみます。」[2.2]
- 1月24日「サーバーが落ちていて、内訳がわからないのに、支援金が入金出来たというバグの違法性について運営会社に問い合わせました。 クラウドファンディングは基本返金しないってことで、鹿乃つの氏も返答がないとおもうのですが、詐欺みたいな内容や通常とは違う状態での入金なので対応してほしいです。」[2.3]
- 1月26日(支援した他のユーザーのポストに対し)「便乗してごめんなさい、私もこんな何にもわからないサイト、内容と思わずに出資してしまったので返金してほしいです💦このプラットフォームの審査も怖いですごめんなさい!怪しいことに手を出したつもりはなかったです、プラットフォーム経由なら、と信用してしまいました!審査という言葉も。」[2.4]
そんな中、25日に再びTikTok配信を実施し、以下のように発言した。※以下、発言のリンクから配信の切り抜きを閲覧可能
- 「昨日の夜中の0時から、いよいよ開示請求のクラウドファンディングを開始いたしました。(中略)色々言われてますけれども、プラットフォーム側の審査を通過して掲載しておりますので、他の方が何を言おうともプラットフォーム側がそれを通過させた、それを許可したということは、プラットフォーム側の意思に反してない、意図に反してないということが、共通のあれとしてあるので、これ以上何か抗議をしようとも、抵抗しようとも始まったものは始まってますし、実はですね、今すぐ確認できないんですけど、おそらくすでに40%ほど、大変ありがたいことにたった24時間で40%ほどのご支援をいただいておりましてですね。24時間と言いましたけれども、実際あれ表示できてたのが、3〜4時間ぐらいですかね。」
- 「頂いたお金はですね、開示請求に使わせていただくんですけれども、あの、開示請求に使うということではなくて、あの、きちんとなんでしょう、抜け漏れなくそういう誹謗中傷をね、した人、殺害予告だったりをした人をきちんと全員を裁いていくことで多分結構相当な量になると思うので、なんかそこから何か新しいデータを取るですとか社会現象として社会課題として認知していただけるようにちょっと色々やろうと思っておりますので、はい。頂いたお金はただ開示請求にというわけではなくて、あの、ゆくゆく何か活動される方、発信される方それはコスプレイヤーだけではなく、二次創作者だけではなく、例えば経営者さんとか飲食店経営されてる方とかインフルエンサーさんとかもうん、みんな開示請求頑張れるようにしたいなと思います。はい。ま、あといじめがね、なんだらかんだらっていうの今ありますけれども、そういう抜本的な、根本的なところから見直していく必要があるなというのをこの一年で感じましたので、そこにちゃんとアプローチをできるようにしていきたいと思いますが、そうですね、番組の中でもちょっとお話ししましたけれども〜(略)〜(クラウドファンディングプロジェクトの)取り下げには今のところなっていないと聞いております。今問い合わせをしてる最中で、向こうでも土日なのもあって調査中ですということだけ伺ってます。目処が立てば私から改めて復旧の目処だったりとか、復旧しましたということをお知らせできればと思います。」
- 「今回偶然私だったから生きてるけれども、そう、あの、私がね、生きてるけれどもそうじゃない場合事業が潰れてしまう、お店が潰れてしまう、ご本人が潰れてしまうことも全然あり得ると思うので、二度と誰にもそんなことしようと思わないくらいにきちんと罪をね、でも別に過度に何かするというわけではありません。法の下に正しい処置を下してもらうことが再発防止につながると思いますし、他の方にとっても再発防止につながると思うので、そこを徹底して自分もやっていけたらなと思います。」
- 「私事務所入ってませんし正直稼がなくても生きられるので、そういう立場を生かして自分の好きな漫画家さんとかが将来なんちゅうの死なきゃそれでいいかなと思ってます。」
- 「再発防止に務めてる方は他にもいると思うので連絡を取って協力して何かできないでしょうか?」という視聴者の質問に対して「それこそ詳しく言えないんですけれども、そういう方とは連絡は取ってます。はい。連絡はちゃんと取ってます。だから私がね、なんでそんな強くいられるのみたいな話をしてくれますけれども、なぜかと言うと、そのネットにいるアンチ以上にすでに活動してる方が私の意見に賛同してくださって、私のビジョンに賛同してくださって、協力しようっていう風に言ってくれてる方が何人もいらっしゃるので、だから強くいられます。ちゃんと進んでるので安心してください。」
- 「鹿乃つのさんも配信でアンチとやり合ったりとかしないんですか?言い負かせられますよ」という視聴者の質問に対して「うん。別にそれは興味ないかな。なんか、あの、現実で変な人と会ったら避けるじゃないですか。ネットでももちろん避けたいので大丈夫です。」
- 「支払いページだけアクセスできるのですが入金しても大丈夫ですか?という視聴者の質問に対して「はい、ありがとうございます。入金しても大丈夫です。 本当に財布とご相談してご無理のない範囲でお願いします。」
さらに26日、Xで以下のように補足した。
- 「クラウドファンディングへの参加、本当にありがとうございます。現在、私のライブ配信を無断転載し、「クラウドファンディングの資金は全額開示請求に使う訳ではない」と発言した、といった主張がなされていると聞きました。しかし、実際にその発言を文字起こししてみると、以下のようなものになります。『頂いたお金は開示請求に使わせて頂くんですけども、あの、開示請求のためだけに使うという訳ではなくて、きちんと抜け漏れなく、誹謗中傷した人全員を裁いていくことで、そこからデータを取ったり認知していただけるようにしたいとも思っています』頂いたお金がただ開示請求に、という訳ではなく、(略)発信していく人が開示請求を頑張れるような……うん、ごめんなさい、これは誤解しちゃいますね! 酔っ払いライブ配信内とはいえ、色々と言い飛ばして誤解を招いてしまったようです。申し訳ありませんでした!正しく伝えようと意図していたことは以下の通りです。『頂いたお金は(全額)開示請求に使わせて頂くんですけども、あの、(個人的なトラブル解決としての)開示請求のためだけに使うという訳ではなくて、きちんと抜け漏れなく、誹謗中傷した人全員を裁いていくことで、そこからデータを取ったり認知していただけるようにしたいとも思っています』私のクラウドファンディングの目的は、ネットでの誹謗中傷を減らすことですが、【クラウドファンディングで集めたお金の使途としては、全額開示請求のみ】という認識で間違いありません。 本来、こういった事は支援者宛のメッセージで行うのですが、サイトがダウンしている関係で、一旦このSNSアカウントからの告知とさせて頂きます。 サイトがダウンしている原因や復旧目処については引き続き調査をしていただいております。分かり次第お知らせさせてますので、お時間くださいませ📣」[2.5]
- 「「私のクラファンサイトが規約違反のため削除された」と出回っておりますが、誤情報です。運営側からそのような報告はありませんし、やりとらしていてそのようなニュアンスも一切ありません。公開前からアクセスが集中してページが落ちてしまった上、公開後にはサイト全体でページが開けなくなるといったトラブルが確認されていました。推測にはなりますが、おそらく他ページへの影響を考慮して、一時的に私のページを非表示にしているものと思われます。私について、意図的に継続して誤情報を流すアカウントは数多あります。今回の件に限らず、流れてきた情報ひとつを鵜呑みにせず、一次情報を含めてご確認いただきますようお願いいたします。」[2.6]
なお、返金希望の支援者をブロックした理由を問われると、「クラファンについてのお問い合わせは、本文内にあるinfoアドレスまでお願いしており、それ以外では対応できない旨記載しております。メールはいただいておりませんし、ブロックもしておりませんので、何かの間違いかと思われます。 また返金については、For Good!様利用規約の第20条(リターンの取得)の2をご覧ください。イタズラが多く対応しきれないため、私としても返金に応じる予定はありません。」[2.7] と述べた。なお、後述するように翌日プロジェクトが打ち切られるが、その時点で支援件数は20件であった(リターン選択ページの支援者数合算より)。
規約違反により中止
27日18時頃、ユーザーAM氏が「鹿乃つの氏のクラウドファンディング返金の件は、運営会社より連絡をいただきました。そのため、他の支援者の皆さまの安心のため、掲載します。 お騒がせして申し訳ありませんでした。 警察の件は少し別件となりましたので引き続き、対応します。」[3.1] と発信。追って別の支援者も「僕にも(※編注: AM氏と同じ、運営会社からの返金案内メールが)届いたんで今取り敢えず笑ってます😺」[3.2] と述べた。
同日22時すぎ、鹿乃つの氏は「For Good様から、私のクラファンページが削除されました。この件について、私の規約違反は一切ありません。「プロジェクト公開後(中略)攻撃の可能性があると判断されるものも確認されました」 これが取り下げの理由です。 攻撃を受ける中、お時間を割いて調査・対応にあたってくださったFor Goodの社員様には大変感謝しております。 一方、添付のやりとりからわかる通り、「確認させていただきたいことがある」などと話し合いの姿勢を見せながら進展がなく、 ・最終的に勝手にページの取り下げ ・返金を行い ・さらには「鹿乃が規約違反をした」との誤解を招くような公表をしたこと には疑問を感じます。(トレンドにもそのようにまとめられてしまっております) 本日正午ごろにご連絡いたしましたが、ご返信がいただけず、誤情報が急速に拡散されているため、やむを得ず情報公開させていただくことにいたしました。 これ以上当方の信用が毀損される前に、代表取締役CEO 田口様、ご連絡をいただけますでしょうか。 @taguchikazunari @BORDERLESSJAPAN @forgood_jp」[3.3] とプロジェクト打ち切りの経緯について説明した。
ポストに添付されたメールには「〇〇様のプロジェクト公開後、一時的にアクセスが集中し、その中には攻撃の可能性があると判断されるものも確認されました。先日ご案内したとおり、利用規約第23条第1項第10号では、当社や他の利用者のサーバー、コンピュータ等に過度の負担をかける行為を禁止しております。調査の結果、本件が当該内容に抵触する可能性が認められたため、利用規約第23条第2項に基づき、運営側の判断として掲載を取り下げる対応を取らせていただきました。本日1月27日1:00頃に支援ページも閉じさせていただいております。」と記載されていた。規約[3.4]の5章23条第1項には禁止行為として「(10)当社や他の利用者のサーバー、コンピュータ等に過度の負担をかけること」と定められ、続く第2項で「2.利用者が、前項の禁止事項を行った場合、当社は利用資格を取り消すことができるものとします。なお、当社は、上記判断に関する理由を開示する義務を負いません。」と定められていた。
また、規約違反と指摘されたことについては以下のように見解を述べた。
- 「規約違反した利用者は私ではなく、攻撃した側です。」[3.5]
- 「1枚目のスクショは、クラファンが始まった最初の朝に来たものです。土曜日の朝に。その段階であの条文を出しているということは、単純な注目度の高さではありえないアクセスがごく初期段階であった。 つまり開始直後にサイバー攻撃されていたということだと認識しています。彼らも被害者、そこは重々承知しています。明らかな誤情報の訂正だけ公に行っていただけるのであれば、それ以上ことを大きくするつもりも、何かを要求するつもりもありません。」[3.6]
- 「イベントへのブース出展で考えるとわかりやすいかもしれません。 面談や審査を通過してブース出展したところ、私のブースで包丁を振り回す人が現れました。 イベント規約には「安全を阻害する行為をした人は退場」とあります。 さて、規約違反をした人は私ですか?攻撃した人ですか?」[3.7]
- 「・そもそもプロジェクトの内容が規約違反だったのでは? →規約に違反したプロジェクトが審査に通過してしまうとは考えづらいと思います。さらに類似するプロジェクトは以前にいくつも公開されています。違反しているものをそう何度も審査に通すとは考えづらいでしょう。 ・プロジェクト内容の申告に嘘偽りがあったのでは? →完成したプロジェクトページを見て審査をしているので、嘘のつきようがありません。公開後、内容の修正はしておりません。」[3.8]
- 「個人の訴訟を主目的にしていないので、通過したものと思われます。過去にも類似プロジェクトはありましたので、以前からそのような審査基準になっているものと思われます。」[3.9]
さらに、他のXユーザーによる「え…クラファン企業「For Good」って、規約違反してない主催者を追い出したりする会社なのか〜😓 代表取締役CEOは田口さんって人?鹿乃さんの言う通りであれば、ここはサイアクな会社かもだね…」[3.10]:とのポストをリポストした。
その後の動向と、返金を要求した支援者について「統合失調症に似ていて恐怖感を覚えた」と発言
29日、鹿乃つの氏は「クラファンの支援者には感謝を伝えたのか?」と問われ「名前わかる人には連絡してるし、間違いのない応援として受け取っているよ。」[4.1]と述べた。
これに対しユーザーAM氏は 「鹿乃つの氏のポストを拝見し、名前のわかる人には話しているということです。私はアカウント名と同じ名前で支援しています。私には話は来ていないので特定の支援者には連絡をご本人がされているということだと思います。」[4.2] と述べ、AY氏もこのポストに対し「私もこのアカと同じ名前で支援していますが話なんて来ていないので恐らくその予想は当たっていると思います」[4.3] と述べた。
ユーザーAM氏はクラファンページが削除された27日以降も動向をポストし続けた。ポストによると、消費者庁に状況を伝えつつ返金対応について鹿乃つの氏に呼びかけ続けたものの返答がなく、消費者センターに仲介を依頼した模様。また、AM氏本人は療養のため入院中であるとして家族が代理で「転院を前にして調子を持ち崩し」たことなどを述べ、鹿乃つの氏の対応が不誠実であると強く批判した。[4.4]
1日、AY氏は「@shikano_tsuno_ @shikanoya_ さんへ。 本日中にFor good又は貴方から返金の連絡又は細かい説明がない場合は明日消費者センターへ連絡させていただきますことを伝えさせていただきます。 私のことをブロックしていらっしゃるようなので通知がいくようにサブ垢もメンションさせていただきます。」[4.6]とポストした。
2日、ユーザーAY氏がForGood運営事務局から返金の案内があったことを報告[4.7]。
11日、別のXユーザーがAM氏の一連のポストについて「あんな茶番騙される奴おらんで」「クラファンの支援内容も見ずに寄付したくせにすぐに返金要求なんて意味がわからんからな。んでもって支援したのは自分やのに警察云々騒ぎ立ててクラファン側でもなく鹿乃つのに返金要求。意味わからなすぎるやろ」と発言。これに鹿乃つの氏が反応し「私もおっしゃる通りの認識です。 統合失調症に似た論理の飛躍や思い込みの激しさ、行動力が垣間見え、恐怖感を覚えたため、個人で対応してはならないと思いサイト側に対応を任せていた次第です。 結果ご自身でアカウントを消されたので、安心しております。」[4.8]と述べた。
これに対し「特定の病名を例えに出して「恐怖感を覚えた」と書くのは印象が悪い。クラファンについてその後の動きを告知しないままそのような言動をとるのは間違い。「安心しました」などと善意のフリをして攻撃している」と指摘されると「あなたはそう思ったんですね。ご意見ありがとうございました。」[4.9]と返したほか、別のXユーザーから「なぜ病名を出すのか」と指摘されると「単純な「危ないな」と「病的なまでの危険度合い」は違うので、後者を感じた旨を伝えたく、そのような表記をいたしました。 当該の病気を持つ方を揶揄する意図はまったくありません。」[4.10]と釈明した。
この発言について、鹿乃つの氏から返答をもらえず困惑していたAM氏に事後対応の提案をしたことがきっかけでその後の支援をしていた[4.11]ユーザーM氏は、「クラウドファンディングの件について私は支援者と話をし、彼女は悪気がなかったと伝えていました。 もうそれについて庇うことは不可能になってしまいました。あとは当事者同士でどうにかするしかないと思います。」[4.12] 「明確に悪意のあるポスト、差別表現が混じるものをなんで言ってしまうの…アカウントを消したからといって、関係者が全く見ていない訳がないのに 」[4.13] と苦言を呈しつつ、AM氏が「なぜ詳細もわからないのに入金したのか」といった中傷を受けてアカウントを削除したこと[4.14] などを伝えた。またM氏は「安易に送金してしまい支援者の方は 何で送金したの?馬鹿なの?といった言葉を多数かけられていました そして今回、統合失調症みたいだったからと、鹿乃つのさんに言われた事も知らなければならなかった 鹿乃つのさんの銃口は確かに彼女に向けられたと認識する事になった 敢えて無視したと言う事も」「なんでそうなってしまうの?」[4.15]と嘆いた。
後日、KM氏からは、M氏を通して2月6日に運営会社から返金が完了したことと、他の支援者のためにその事実を公表してほしいとAM氏から連絡があった[4.16]旨、消費者センターが最後まで並走して解決してくれた。センターで企業と実行者の返金同意は確認出来なかったが規約違反と企業側からセンターに連絡があり、企業側から全額返金となった[4.17]旨、「センターに規約違反のため返金と伝えたのはあくまで企業側の主張であり、支援者側の主張ではない」[4.18]旨を公表した。
2月19日現在も鹿乃つの氏から支援者に対するお礼や返金などに関する案内は公には行われていない。